中部地方の自然風景とか寺社仏閣写真のブログ

中部地方の自然風景とか寺社仏閣の写真をまったり公開しています。青空大好き。

山住神社 家康公ゆかりのお犬様の社

浜松市の北端、長野県境にある水窪。
高根城青崩峠や7年に一度幻の池の湧く池の平など見どころの多い町です。その中でも今回は、車で行くことのできる山住神社を紹介します。


水窪の向市場から県道389号線沿いに30分程進んだところに山住神社があります。


山住神社は山犬信仰のお社として有名です。お札にはお犬様の姿が描かれています。
また、徳川家康ともゆかりがあります。戦に敗れた家康公が山住神社に難を逃れた際、どこからともなく響いた山犬の声により追手の手より逃れたという逸話が伝わります。




神社のある山住峠。
標高1100m。峠までのルートはいくつかあるが、車で行く場合はいずれも道幅が1~1.5車線程度と細いので注意が必要。駐車場有。



静岡県の天然記念物に指定されている大杉。境内は巨木に囲まれている。


山住神社拝殿。建物には平家物語の一場面「紫宸殿の鵺退治」の彫刻が。



山住神社周辺MAP
向市場から県道389号線沿いに30分程度。道が細いので注意。神社の神職さん曰く、冬場は積雪があるので車で行くのは難しいとのこと。

有玉神社と坂上田村麻呂

浜松市の有玉神社に行ってきました。
東名高速浜松インターから車で10分程度の、街中の神社です。


この神社には征夷大将軍 坂上田村麻呂にまつわる逸話が残されています。
ざっくりと説明すると、

  • 東に征伐に向かう田村麻呂が磐田の海を渡ろうとした。が、悪い大蛇が海を荒らして渡ることができなかった。そこで田村麻呂は大蛇討伐のため天に祈りをささげた。
  • 祈りを続ける田村麻呂のもとに美女が訪れる。あんまりにも美人なもので、田村麻呂はその女と深い仲となってしまう。女は身籠り、産褥(さんじょく)に籠る。
  • その出産の際絶対に見てはいけないと言われるが、田村麻呂は中をのぞいてしまう。産褥の中に居たのは赤ん坊の周りでとぐろを巻く巨大な大蛇。
  • 実はその美女こそが磐田の海を荒らす大蛇だった。正体がばれた大蛇は一つの玉と残し、赤ん坊と田村麻呂を置いて姿を消してしまう。

この大蛇の残した玉を祀ったのが有玉神社と言うわけです。”有玉”の地名もここからきているとかなんとか。
ちなみにこのお話も、遠州七不思議の一つに数えられることもあります。


ここら辺の逸話は同市内の岩水寺ともかかわりがあったりします。そちらについてはまたいずれ別の記事で。


有玉神社正面


中に入るとお社が二つ並んでいます。
奥にあるのが有玉神社、手前の社が俊光将軍社


こっちが有玉神社



こっちが俊光将軍社。瓦の模様が剣になってます。
俊光と言うのは上のお話で出てきた田村麻呂と大蛇の子供の名前です。




有玉神社周辺地図
駐車場もあるようなので、車でお参りもできる模様です。

引佐散歩

某大河ドラマの影響で色々整備されたということで、せっかくなので引佐の方にお出かけ。
龍潭寺やら井伊谷宮やらで有名な引佐ですが、今回は足切観音堂と天白磐座遺跡の方をぶらついてきました。



二宮神社
井伊谷城跡の東に位置する神社。引佐自体は結構活気ある町と言う印象を受けましたが、ここは結構静な感じ。境内は落ち着きます。


足切観音
こっちは直虎ののぼりが立ってます。龍潭寺絡みだからかな?


図書館までの出る道で、地元の方々が手入れされている花壇がありました。
中には直虎(?)が。
よく手入れされていてきれいです。


渭伊神社&天白磐座遺跡
祭神はこれ……モロード様(汗)?
”まろうど”が訛ったのかなぁ。




奥のほうまで行くと磐座遺跡が。森の中の巨岩群、これ自体がご神体だとかなんとか。
写真だと分かりにくいですが、相当ドデカいです。
後、ナチュラルに樹が岩の間から生えてるのにもビビった。ど根性大根かと。